2台のカメラの“視差”で大きさを判定

大学とも連携し、1年前から月1回のペースで実証実験を続けています。実験に使うのは平行に並べた2台の水中カメラ。
人間の目が右と左で見え方が違うように、左右のカメラの見え方の差《視差》を利用して、物体の大きさを割り出します。

水中に沈めたのは事前にサイズを測った紙。カメラを動かしながら撮影し、正確に測定できるかどうかを調べます。

長崎総合科学大学 工学部 工学科船舶工学コース 松岡和彦教授:
「カメラ2つで人間の目と同じで立体として捉えるというか」

井場辰彦さん:
「(2台のカメラで)“距離感”であったりとか “サイズ”とか《立体の情報》を解析できるようになります。水の中だと(光の)屈折率が空気中と違うので、格子状の模様でチェックして、もしおかしい屈折率だったら補正するような処理をしています」