警察に通報


山下さんは、今回の捨て猫の件を警察に通報しました。

実は、こうした猫を捨てる行為は、動物愛護法違反という犯罪にあたる可能性があるのです。


しかし、こうした捨て猫や捨て犬は後を絶ちません。

県動物愛護センターでは、1年間に犬およそ700頭、猫およそ1000頭を保護しています。


この中には捨てられた犬や猫、迷子になった犬や猫を保護するケースのほか、飼いきれなくなった犬や猫が持ち込まれるケースがあります。

保護された猫のうち、およそ半数は遺棄や放置によるもので、もとの飼い主が見つかるケースはわずか4%程度。


猫は大量に繁殖するため、飼い主が飼いきれなくなり、捨ててしまうケースが多いのです。

(県動物愛護センター主任 郡山洋人さん)「1年に猫は2回とか3回で4頭5頭6頭と産むので不妊去勢手術をしないまま飼ってしまって、どんどん増えていって、そしてどうしようもなくなって」