9月のプール授業には多額の費用が

実際、宮崎市の平均気温は9月の方が6月よりも高い。

しかし、9月にプールの授業を実施するにはある問題が・・・

(宮崎市立宮崎西小学校・宮里朝史教諭(体育主任))
「プールの方は維持費がかかってしまいます。そこで、できるだけ早い段階で6月から実施をして、7月で終わるという形をとっています」


夏休み期間中は、プールの水を抜いて9月に再び水を入れても、水をそのままにして水質を維持するにしても多額の費用が必要だという。

プール衛生管理者を育成している日本プールアメニティ協会によると学校用プールの水質を維持するためには、電気代や薬品代を含めて、1か月で20万円近くの費用がかかるという。

(日本プールアメニティ協会・野原秀雄理事)
「1ヶ月間プールを利用せずに水質を維持することがすごく難しいことだと思う。ろ過装置がちゃんと動いてるかどうか、薬品がちゃんと入ってるかどうかいうことの確認を必ずしてあげなければ藻の繁殖でプールの水が緑色になってしまう」

「夏を前にした水への慣れ」や「カリキュラム」、それに「費用」。プールが6月にスタートするのには様々な理由がある。


「寒さ」と、どう兼ね合いをつけていくのか難しい問題だ。

(スタジオ)
日本プールアメニティ協会によりますと以前は夏休み期間中にプールの一般開放をしていたので、水質が維持できて9月のプール授業もできていたということです。

一番良いのはプールを一般開放して地域で学校のプールを見守ること、そうすると先生たちの負担も少なくなって夏休み明けもプールの授業が続けられるんですけどもプールの一般公開って全国的に減少傾向だそうです。

ただ子どもの意見を代表して言わせていただきますと「寒い」と思います。

なんとか、大人が考えていかないといけませんね。