「ブライダル業界」にスポットを当てます。
コロナ禍で大きな打撃を受けてきた業界ですが、徐々に活気が戻りつつあります。新たなニーズに応え続ける現場の今を取材しました。
今月10日、宮崎市役所には婚姻届けを提出しにきたカップルの姿が。結婚式や披露宴の予定について聞いてみると・・・。

(カップル)
「自分たちはこういう状況なので少人数で30、40人で縮小してやろうと思っていて。本当は大勢、会社の人とかも呼んで披露宴とかもやりたいんですけど、仕方ないかなと」
(カップル)
「コロナの関係もあるし、家族も遠方に住んでいるのでもう今回は遠慮して、写真だけ撮ろうという形で」
コロナ禍に翻弄された花嫁は
小林市に住む森田晴夏さんもコロナ禍に翻弄された花嫁の一人。
おととしに入籍しましたが、感染者が増加していたため挙式は1年後に延期し、披露宴も規模を縮小したということです。
(森田晴夏さん)
「(出席は)宮崎県内の親族のみですね。自分の兄も来れなかった。本当にやっていいのかなという思い、私たちのせいで何かあったら、不安が続いた。(知り合いには)再々延期になったりとか中止にしましたとか、言う人もけっこういて、結婚式を挙げられることが奇跡というか」

ようやく明るい兆しも
コロナ禍で延期や中止が相次いだ結婚式。
ブライダル業界は大きな打撃を受けましたが、ようやく明るい兆しも見えてきつつあります。
結婚式の魅力を改めて感じてもらおうと、12日、宮崎市のシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートで開催された「ウエディングフェスタ」。

模擬の挙式やドレスのファッションショー、それに披露宴会場の内覧会などが行われ、およそ150人が参加しました。
(カップル)
「前よりは(結婚式を)しやすくなってきているのかなと思っているところで、その時にコロナの状況が落ち着いているといいなと思います」

(シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート ブライダル部 知花賢治支配人)
「コロナの影響によって結婚式の延期を余儀なくされた方、また、場合によっては結婚式をあきらめた方もいらっしゃるので、そのような中で、こうしたイベントを通して結婚式の素晴らしさを肌でリアルに感じていただき、一度はあきらめた結婚式への思いを見つめなおすきっかけになっていただければ」