台風6号はこのまま進みますと早いところできょうの昼前に宮崎県内は風速15メートル以上の強風域に入る見込みです。
気象台ではきょうの昼過ぎから土砂災害に、あす未明からうねりを伴った高波に警戒するよう呼びかけています。

台風6号はきょう午前9時には奄美市の東南東の海上にあって、ゆっくりとした速さで東北東に進んでいると見られています。

中心の気圧は、970ヘクトパスカル 中心付近の最大風速は、30メートルとなっています。

台風が予報円の中心付近を進みますと、宮崎県では早いところできょう昼前に風速15メートル以上の強風域に入る見込みで、あさって午前中には25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

また、県の沿岸では、きょうはしけとなり、あすからは大しけとなる見込みです。

県内は台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっていて、宮崎県内ではあすにかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。

九州南部では、あす午前中にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

台風は今後進路を北寄りに変えてやや発達し、あさってには九州にかなり接近するおそれがあります。

県内は、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、気象台では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風、うねりを伴った高波に警戒するよう呼びかけています。