どのようなことに注意すれば?

(宮崎大学工学教育研究部・大榮薫 准教授)「(1)使用する前に容器の中、内部に傷があったり錆びつきがないということを確認していただくとこと、
(2)日常の使い方として、飲んだら必ず中性洗剤で洗っていただくということと、
(3)飲み物は長期保存しないということが大切です」


厚生労働省も、やかんや水筒などの金属製の容器にサビや傷があると、酸性の飲み物と反応し、金属が溶け出すことがあるため、飲み物を長時間保管しないよう呼びかけている。


そして、ほかにも気を付けるべき飲み物があるという。

(宮崎大学工学教育研究部・大榮薫 准教授)「炭酸飲料水には多くの炭酸ガスが含まれておりますのでそれを金属製の容器に、入れますとその容器内に炭酸ガスが発生して、水筒内の圧力が上がって、蓋を開けたときに、ボンという爆発音がなったり、それと同時に、中の液体のしぶきが自分にかかってしまうということもありますので十分に注意をしてほしいです」


炭酸飲料を入れると、液体にとけていた炭酸ガスが気化して水筒の中の圧力が高まり、中身が吹き出たり、最悪の場合、水筒が破裂したりする恐れもあるという。

また、牛乳などの乳製品もガスが発生するおそれがあり、注意が必要だという。

夏の水分補給には欠かせない水筒。

常に状態を確認し、正しい使い方を確認する必要がありそうだ。

(スタジオ)

現在は多くの水筒がスポーツドリンクに対応していますが、大手水筒メーカーに確認したところ、次のようなことに注意して使ってほしいということでした。

まずは、水筒のサビや傷がないことを確認する。使用後は放置しない。塩素系漂白剤ではなく、中性洗剤で洗う。洗う際は、たわしなどで中を強くこすりすぎない。


こういった点に注意すれば基本的には問題ないということです。

また、炭酸飲料の話もありましたが、炭酸飲料やビールまでOKな水筒も出ていますよね。

それぞれが持っている水筒の説明書などをしっかりと確認し、正しく使用することが大切ですね。