宮崎県延岡市が救急搬送などへの活用を目指している「空飛ぶクルマ」についてです。
市議会は、7日、市が提出した補正予算案のうち、「空飛ぶクルマ」の飛行実験費用などの関連予算を認めませんでした。

これを受け、読谷山市長は、再議を求め臨時議会を招集したと発表しました。

延岡市は、国の「デジタル田園都市国家構想交付金」を活用して取り組む、「空飛ぶクルマ」の導入も見据えた新たな救急搬送体制づくり事業を一般会計補正予算案に盛り込んで提案していました。

7日の本会議では、この「空飛ぶクルマ」関連の事業と、平常時・災害時共通の専用通信回線ネットワーク構築事業のあわせておよそ3億円の事業費を削減する修正案が賛成多数で可決されました。

これを受け、読谷山市長は「異議がある」として、松田満男議長に再議書を提出。
今月11日に再議を求め、臨時市議会を招集したと発表しました。

(延岡市 読谷山洋司市長)
「認められなかった理由が時間がなかったとか、あるいは先に説明がなかったという、非常に私どもからすると到底受け入れがたい理由で否決されてますので、それは絶対に受け入れるわけにはいかない」

また、7日は、再議を含めてこれまで4回否決されていた駐車場管理システム整備事業費についても賛成少数で再び否決されました。