2010年に宮崎県内で口蹄疫が発生して今年で13年です。宮崎市の共同埋却地で、15日、献花式(けんかしき)が行われました。
宮崎市佐土原町の長園原共同埋却地には、2010年に口蹄疫が発生した際、およそ2500頭の牛が埋却されました。
15日は献花式が行われ、地元の畜産農家や市の関係者など、あわせておよそ20人が出席。
代表者が慰霊碑に花を供えたあと、宮崎市の永山副市長が、「二度と感染しないよう、みんなで防疫を頑張りましょう」とあいさつしました。
(JA宮崎中央佐土原支店・繁殖牛部会 十河啓二会長)
「今、畜産を取り巻く状況は非常に厳しいところがあります。13年前に犠牲になった牛たちのためにもこの苦境を乗り越えて、みんなで宮崎県の畜産を頑張っていかなくちゃいけないと考えております」
先月には、韓国で4年ぶりに口蹄疫の発生が確認されていて、関係者が警戒を強めています。
出席者たちは、口蹄疫の再発防止を誓うとともに畜産業界のさらなる発展に向け決意を新たにしていました。