宮崎市のコンビニ店員の男性が水際で防いだ特殊詐欺は「サポート詐欺」といわれる手口でした。

警察によりますと、今回の例では、コンビニで電子マネーを購入しようとしていた60代男性がパソコンを使っていた際にこのような、「トロイの木馬スパイウェア」などと書かれた警告文が、表示されたということです。

インターネットを見ていると、突然、大きな音ともに警告文が表示されます。
この警告文に従ってはいけないということです。

画面に表示された番号に電話をかけると、ウイルスを除去するための修理費用や対策費用などが必要だと言われ、電子マネー購入やクレジットカード情報を教えるよう指示されるということです。

気になるのが、やはりこうした表示が出たときに、どうすればよいのかというところですね。

警察によりますと、まず大事なのは電話をかけたり、画面のボタンをクリックしたりしないことです。

そして、この表示がでた場合は、消せば問題ないということで、表示が消せない場合は電源を切ってくださいということです。


また、ふだんから、ウイルスソフトで対策したり、パソコンを定期的に更新することも大切だということです。

宮崎県警察本部によりますと、今年に入ってコンビニや銀行などでこうした手口による被害を防げた例は、先月末までに24件だということです。

警察は、このような警告文が出ても慌てず、困ったら警察や消費生活センターに相談するよう呼びかけています。