約4キロ離れた水源地 山の斜面が崩れて送水用のホースが流出
去年9月。
県内に甚大な被害をもたらした台風14号。


「仙人の棚田」では、その年の収穫はできたものの深刻な被害が発生していました。
(農家 松岡幸吉さん)
「普段は、普通に水が流れているんですけど、ちょっと今止まってるから。水路の取り口が流れてしまって」


被害にあったのは、棚田へと水を送っている、およそ4キロ離れた水源地です。
(椎葉村農林振興課 松岡哲寛さん)
「このタンクから出ているホースが、下流域が被災にあったことで流されてしまいました」


山の斜面が崩れたことでホースが流出し、棚田へと水が送れなくなったのです。


(農家 松岡幸吉さん)
「来年、なんとか稲作をまた、米を植えたいとは思うんですど、まあ、みんなで協力し合ってなんとかしたいことは、それは考えていますけど…あんな被害は初めてです。復興には大変な労力と費用がかかるですね」


水がこなければ、もちろん田植えはできません。