宮崎銀行は昨年度の決算を発表しました。5期ぶりの増収増益となっています。

宮崎銀行単体の昨年度の決算は、売り上げ高にあたる経常収益が600億9500万円と前の年度より7.8%増加。

また、経常利益も110億8900万円と5%増加し、5期ぶりの増収増益となりました。

純利益は、76億3700万円で前の年度より15%増加しています。

今回の決算について、杉田浩二頭取は、「新型コロナの影響が続く中、物価が上昇したうえ、マーケット環境が激変した1年だったが、本業である貸出金利息や、有価証券に関する利息配当金などが増加した」としています。

また、来年3月期の見通しについては

(宮崎銀行 杉田浩二頭取)
「本業利益は増加が見込まれてはいるが、いわゆるマーケット環境が現在も変化しておりまして厳しい市場環境であるというふうに見込んでおりますので、減収減益の決算を予想しているところでございます。」

一方、今年の県内経済の見通しについて、杉田頭取は「人の動きも多くなり、経済自体が上昇に向けて動き始めたと実感している」と述べました。