「見えない障害」とも言われる「高次脳機能障害」。その当事者の自立や社会参加を促す教室の開所式が宮崎市で行われました。
「高次脳機能障害」は病気や事故などで脳が損傷を負い、記憶力や注意力などが低下する障害のことで、外見では分かりにくいことから、「見えない障害」とも言われています。
18日は、その当事者を支援する教室「結(ゆい)」が、県総合保健センター内に開設され、6人の受講生や関係者が開所式に臨みました。
(みやざき高次脳機能障がい家族会「あかり」 飛田 洋 会長)
「(高次脳機能障害で)困難を抱えている人たちが良かったと、こういった手立てが宮崎県にあって良かった(と思えるよう)、誰でも必要な人に届くようにしていただく、次のステップこそ一層重要だと考えております」
教室では、レクレーションなどを通して受講生の自立や社会参加を促すことにしています。
(受講者)
「思うようにならないことがあるので、それをクリアしていきたい。こういうところがあるといいと思います」
この教室は、今年10月にかけて、毎週火曜日に開講されます。