「持ち帰り」の園の理由「子どもの健康状態の把握」
一方、こちらは、宮崎市の「よいこのもり認定こども園」。
使用済みの紙おむつを保護者に自宅に持ち帰って処分してもらうようにしています。


(よいこのもり認定こども園 山内加奈子園長)
「園で何回おむつを交換しているか、あと便の状態がどのような感じであるのかというのを保護者の方にお伝えするのは、子どもさんの健康管理を共有するという部分において、とても大事なことだと思います」

こちらの園だけではなく、「持ち帰り」の園が理由に挙げるのは、子どもの健康状態の把握です。
特に子どもの体調が悪い時は、便を病院に持ち込んで病気が分かることがあるといいます。

園での処分「管理するのが一番の課題」
一方で、保護者からは、「使用済みのおむつをバッグに入れて持ち帰るのは不衛生」との声も。
このため、こちらの園では、医療現場などで使われている特殊なフィルムを使って密封し保護者に渡してきました。

しかし、先月の厚労省の通知を受けて、4月から園で処分するよう検討を始めています。
そのためには、保管場所や処分費用など解決しなければいけない課題が多くあると言います。
(よいこのもり認定こども園 山内加奈子園長)
「使ったあとのおむつを処分するまでどこで保管をするかということと、(週に)何回業者への引き取りをお願いするか、特に夏場は臭いとか、ウイルスが外に出ないようにするとか、そういったものを気をつけて管理するのが一番の課題だと思います」


(スタジオ)
使用済みおむつを園で処理することの課題も調査で見えてきたということで、厚生労働省では、使用済みおむつを衛生的に保管するゴミ箱の購入費用などを補助するということになっています。
※MRTテレビ「Check!」2月9日(木)放送分から