宮崎県の河野知事による台湾でのトップセールスについてです。
1月31日から台湾を訪問している河野知事。1日は、直行便の早期復活に向けた要望活動などを行いました。
(丸山敦子記者)
「こちらはチャイナエアラインの本社です。直行便の復活が今後の宮崎と台湾の交流のカギとなりそうです」
台湾に本社を置くチャイナエアラインは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い2020年2月から宮崎と台湾とを結ぶ直行便の運航を停止しています。
1日、河野知事はチャイナエアラインの本社を訪問。
新型コロナに伴う各国の水際対策が緩和される中、直行便の早期復活に向けて関係者と意見を交わしました。
会議は非公開で、県によりますと、チャイナエアライン側からは運航の停止でスタッフやパイロットなどが不足しているため現在、人員の確保に努めていることなどが伝えられたということです。
(宮崎県 河野俊嗣知事)
「向こうのスタッフ不足の状況を補いながら、まずはチャーター便からいずれ定期便というイメージをお互い共有をしたところであります。しっかりと経済効果を生み出していた定期便なので、ぜひ早期に復活を目指していきたいと考えています」
また、1日は台湾の高級ホテル「リージェント台北」で、現地メディアおよそ40社に向けて河野知事が宮崎の食をPRしました。
ホテルのレストランでは、1日からおよそ1か月間、県産品を使ったメニューを提供することになっていて、会場では宮崎牛の鍋や新富町の有機米などがふるまわれました。
(現地メディア)
「宮崎の牛はすごくおいしくて、きんかんもすごくおいしい。すばらしいと思います」
(リージェント台北 羅明威さん)
「台湾のお客さんに食べていただいた後、宮崎県に実際に行って本場で食べたいという思いを持っていただけたら最高です」
河野知事は、2日、宮崎に戻りますが、台湾にはその後も永山寛理副知事らが訪れ、百貨店で開催される宮崎フェアなどを視察する予定です。