どうやったら折れないように設置するか
これまで手がけたムーンダンスの作品の中でも最大となる今回は、去年3月からおよそ10か月かけて制作。

しかし、ある悩みも…
(彫刻家 田中 等さん)
「最近眠れなかった、夜。夜中、目が覚めて、どうやったら折れないように設置するかということばっかり考えていた」

作品が折れてしまうリスクがあり、慎重に設置作業を行いました。
(彫刻家 田中 等さん)
「無事立ちました。立つと全然迫力が違いますね。感無量です。」


町の活性化に向けて期待
駅前のシンボルになった田中さんの作品。
高鍋町の黒木町長は、町の活性化に向けて期待を寄せています。
(高鍋町 黒木敏之町長)
「芸術・アートは町を変える力があるし、空間を変える力があるので、(地元の)にぎわいを出していくうえで駅中心とした再開発の象徴にもなると思っている」


(彫刻家 田中 等さん)
「高鍋町民の拠り所になって誰か来たときに、駅に降りたら『すごいのがあるから見てから来てちょうだい』というメッセージを、町民が自分たちの心の誇りにしてくれたら、このモニュメントの意味があると思う」

モニュメントは、このあともライトアップなどの工事が進められ、3月に除幕式が予定されています。
※MRTテレビ「Check!」1月30日(月)放送分から