寒波の到来に伴い懸念されるのが水道管の凍結や破裂です。
2016年に住宅などの水道管が破裂し、最大2500世帯が断水した宮崎県都城市では、今回の寒波でも注意を呼び掛けています。

都城市では2016年、寒波により住宅などの水道管が破裂し、最大で2500世帯が断水したり水が出にくい状態が続いたりして住民生活に大きな影響が出ました。


都城市上下水道局では、今回の寒波でも断水が発生するおそれがあるとして、市民に注意を呼び掛けています。

(広報車)
「強い寒波が予想されます。水道管に保温材を巻くなどの凍結防止対策をお願いします」


(都城市上下水道局 軸園裕介さん)
「今回氷点下の予報が数日間続くような状況となっていますので、前回と同様か、もしくはひどい状況になることも十分懸念される」


凍結を防ぐための具体的な対策のひとつが、屋外にある水道管の保温です。

(丸山敦子記者)
「水道管の凍結による断水を防ぐために、このようにタオルで水道管を巻いて、温度を下げないようにすることが必要です」

(都城市上下水道局担当者)
「ポイントとしては、蛇口のところまで水がきているので、蛇口の部分までタオルで覆っておく形になります」


さらにメーターボックスには、タオルや発泡スチロールなどを詰めることで、凍結防止につながるといいます。


(都城市上下水道局 軸園裕介さん)
「今回、給水管の破裂防止対策を皆さんが取り組んでいただくことによって、地域全体の水道という財産を守っていくことにつながるので、皆さんの協力をお願いしたいと思います」


今シーズン最強と言われる寒波の襲来。十分な備えが必要です。

(スタジオ)
もし、水道管が破裂した場合は、まずは水を止めることが大切です。
応急措置として、メーターボックスの中の止水栓を閉めてください。

また、断水に備えてトイレなどの生活水を確保するためにお風呂に水をためたり、2、3日分の飲料水のストックを用意しておくことも大切です。

各家庭でしっかりと最強寒波に備えましょう。