家族の世話などを行っている子ども、いわゆる「ヤングケアラー」について、宮崎県が初めて行った実態調査の結果が公表されました。
ヤングケアラーとは、本来、大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもたちのことです。
調査は、去年9月から今月にかけて、県内すべての小学6年生、中学2年生、それに高校2年生、およそ3万人を対象に行われ、2万5000人余りから回答を得ました。
その結果、「世話をしている家族がいる」と回答した人の割合は、小学6年生が3.8%、中学2年生が3.8%、高校2年生が3.2%となりました。
いずれも全国平均を下回る割合だということです。
県内でヤングケアラーの実態調査が行われたのは初めてで、県は、今回の結果をもとにヤングケアラーの支援体制を整えることにしています。