令和のコメ騒動から2年ほどが経ちますが、ここ最近は全国的にコメ価格は下落傾向となっていて、宮崎県内の小売店でも値段が下がってきています。
県内は早期米の産地ですが、今後、出荷時期を迎える生産者からは、価格の下落に不安の声が上がっています。
(三浦功将記者)
「こちらのスーパーではかつて4000円台で販売されていた銘柄米。きょうは3180円と、およそ2割り引きの価格に落ち着いて来ています」
宮崎市のこのスーパーでは、コメの販売価格が3月中旬から徐々に低下。現在は、最も高かったころに比べ、1割から2割ほど安くなってきています。
(買い物客)
「我々消費者にとっては大変ありがたい」
「お米は安い方がありがたい」
(まえだストアー 前田陽一朗社長)
「5000円近くまで上がっていた商品があったので、それを考えると、かなりお手頃になってきた」
農林水産省によりますと、全国およそ1000店のスーパーを対象とした調査でも米の価格は下がる傾向で、今月8日の発表では、5キロあたり前の週より46円安い3796円となっています。
コメの値上がりを受けた消費の落ち込みもあり、コメの在庫は全国的に増加しています。
3月末時点のコメの民間在庫量は277万トンと、去年の同じ時期と比べ、1.5倍に。こうした在庫の増加も値下げ要因になっているということです。
(まえだストアー 前田陽一朗社長)
「新米が出ると今のお米は古米という形になるのでその在庫の売減らしの側面が一つあるかと思う。3000円台を切る商品も出てきて来るかという予想をしている」
(コメ農家 南平幸宏さん)
「しっかり管理していけば、今年もいいコメができるんじゃないか」
宮崎市のコメ農家、南平幸宏さんは、11ヘクタールで早期米を生産しています。
南平さんは、コメ価格の下落傾向について、不安を口にします。
(コメ農家 南平幸宏さん)
「去年が30キロの玄米、それが1万6000円前後くらいで取り引きされていたが、1万2千円を切ってきたら、ちょっと苦しいかな…」
さらに、農薬や肥料をはじめ、コメの生産に必要な資材は軒並み高騰しています。
(コメ農家 南平幸宏さん)
「4~5年前からすると、25%くらいは上がっている。これは物価上昇ということを考えると仕方ないかと思うが、それに見合った米の上昇、価格の上昇も私は必要じゃないかと」
コメの価格が今後どうなるのか…令和のコメ騒動から2年、混乱はいまなお続いています。
※MRTテレビ「Check!」5月13日(水)放送分から







