宮崎市では、新春恒例の賀詞交歓会が開かれました。宮崎県内の経済界のトップに今年の抱負を聞きました。

(川野武文アナウンサー:以下、川野AN)
「3年ぶりに行動制限がない形で開催されるこの賀詞交歓会、たいへんな賑わいを見せています」

宮崎商工会議所が開催した賀詞交歓会には、去年の2倍近いおよそ800人が出席。県内経済界のトップに今年の抱負を聞きました。

(宮崎商工会議所 米良充典会頭)
「小さいことにとらわれない自分でありたい」

「この世の中ももうちょっと大局的に見る力がないといけない。今年は宮崎は変わると思う。新しい景色が見える。新しい話題が豊富になる。前半の戦い方、持っていき方によっては、全国に宮崎の価値を知る熱い宮崎ができあがる」

(宮崎銀行 平野亘也会長)
「今年の抱負は平和な世界」

「(ウクライナへの)侵攻から平和に向けて一歩、踏み出してほしいと心から願っている」
(川野AN)
「宮崎県のSDGsを引っ張っていく、そういう立場からもこういった言葉が出たんでしょうか」
(宮崎銀行 平野亘也会長)
「SDGsも基軸にあるのは世界平和だと思ってますので、平和な世の中があってこそのSDGs、そのように思っています」

ウィズコロナが浸透する中、今年、大きな期待が寄せられているのが、観光業の回復です。

(フェニックス・リゾート 片桐孝一社長)
「私の今年の抱負は発信です」

「今年はいろいろイベントが宮崎で開催される予定です。まず、2月にはWBCの合宿に始まり、さらにはG7農相会合も開催されます。このような会を通じて、宮崎を日本や世界に発信する好機だと思っているので、私ども観光業、一生懸命発信してまいりたい」


(宮交ホールディングス 渡邊俊隆社長)
「新しいステージへ」


「コロナの中で非常に苦しい時期を2年半過ごしてきましたので、もうこういう緊急対策的なことは終えて、新しいステージへ上がっていこうと、人の流れはどんどん増えていくんだろうと、それは宮崎にとっても、我がグループにとっても、いい話だと思っています。明るい年に間違いなくなると思います」

(ソラシドエア 高橋宏輔社長)
「ソラシドエアの今年の抱負は『地元価値共創』です」

「去年は北海道の翼「エア・ドゥ」と共同持ち株会社を作って航空事業の方で協業していくことを取り組んでいるが、今年は宮崎の地でも九州・沖縄の全体の方々と地元の価値を共に作っていって、これからお客さんをどんどん増やしていかないといけない。今年はぜひ『地元価値共創』でお客さんをどんどん増やす年にしたい」

WBCワールドベースボールクラシックの合宿や、G7サミット農相会合など、様々な大型イベントが予定されている2023年。
相次いで開催される大型イベントは、宮崎の特産品をPRする絶好の機会になりそうです。

(JA宮崎経済 連坂下栄次会長)
「『原点』です」

「今年の抱負は農の原点に帰るべきかと思っている。我々農協の組織も最初の原点に帰りたいと思う。農相会合は全力で我々は応援しながら、本県の農産物を最大限にアピールする機会になればいいなと思っているので、最大限アピールしたい」

(ミヤチク 有馬慎吾社長)
「販路拡大です」


(川野AN)
「(宮崎牛が)日本一連覇になりましたので、よりそれを実のあるものに結ぶ付けていく年ですね」
(ミヤチク 有馬慎吾社長)
「国内のみならず、海外にさらに広めていって、そして宮崎県にインバウンドが来るようなきっかけ作りになればいい」

2023年が、アフターコロナへ向けた飛躍の年となるのか、期待されます。