海外で発生しているアフリカ豚熱などの家畜伝染病の侵入を防ごうと、宮崎空港で水際防疫の啓発キャンペーンが行われました。
8日朝、宮崎空港で行われたキャンペーンには、県の職員や養豚農家などあわせておよそ20人が参加しました。
参加者たちは、台湾からの定期便で訪れた外国人旅行客にティッシュを配りながら、肉製品などの持ち込みができないことを呼びかけました。
台湾では10月に、初めてアフリカ豚熱が発生し、関係機関が警戒を強めています。
(農水省動物検疫所鹿児島空港出張所 青島圭介出張所長)
「ほとんどすべての国で重大な家畜の病気が発生しております。手荷物の中に病気が侵入してくるリスクがあるので、お肉を持ってこないでいただきたいと考えています」
宮崎空港の台湾の定期便は現在、週2往復運航していて、これから利用客の増加が予想される年末年始を迎えることからより一層の防疫対策の徹底が求められます。
【参考】
海外から肉製品を持ち込んではいけないのはなぜなのか?
・海外では、アフリカ豚熱といった日本で未発生の家畜伝染病が発生している。
・これらの病気は肉や肉製品を介して感染することが知られ、実際に食肉を介して遠く離れた国に家畜伝染病が広がった事例が複数ある。
・持ち込み禁止なのは生肉だけでなく、ハムやソーセージなどの加工された肉、それに、肉まんやハンバーガーなど肉が原料に使われている製品も含まれる。
・アフリカ豚熱が、もし日本で発生すれば、畜産業に多大な影響を与える。
皆さんも海外に行った際に、お土産などで肉製品を日本に持ち込まないようにしてください。







