鳥インフルエンザや豚熱の警戒感が高まる中、宮崎県は家畜防疫連携会議を開き、防疫対策の徹底などを呼びかけました。
この会議は、現在の国内外における鳥インフルエンザや豚熱などの家畜伝染病の発生状況を関係者が認識し、確実に防疫措置を進めるために、発生時のそれぞれの役割を認識してもらおうと開かれたものです。
県庁で開かれた会議には、県や自治体職員のほか畜産関係など県内からおよそ120人が出席しました。
会議では、県の担当者が畜産関係者や輸送関係者などに発生防止対策の重要性や防疫措置時の役割分担について説明しました。
(宮崎県農政水産部家畜防疫対策課 坂元和樹課長)
「関係者が同じ危機意識を共有して連携を強化する。そういったことで口蹄疫を経験した本県だからできる、柔軟に対応できる体制を構築していきたいと考えている」
こうした中、県は、13日、高原町と都城市で捕獲された野生のイノシシ3頭から豚熱ウイルスが確認されたと発表し、県内の豚熱感染は今回であわせて30頭となりました。
県は、農場にウイルスを持ち込ませない体制を徹底して、家畜伝染病が発生した際は関係機関と速やかに連携を図りたいとしています。







