宮崎県椎葉村では、県内外のアーティストを招いた芸術イベントが開かれています。
日本三大秘境の一つとも言われる椎葉の暮らしに溶け込んだアートの数々。そこには、文化の力で地域を元気にしたいという思いが込められていました。
急峻な山々に囲まれ 約2100人が暮らす村

急峻な山々に囲まれ、およそ2100人の住民が暮らす椎葉村。秘境とも言われるこの地で今、とあるイベントが開かれています。
(田尻怜也記者)
「秘境・椎葉村で開かれている芸術祭。こちらのブースでは、鶴富姫が色鮮やかに描かれています」
このイベントは、県内外のアーティストを村に招いて、各地に芸術作品を展示するというもの。
こちらの鶴富姫の日本画は、延岡市出身の日本画家、矢野鈴奈さんがおよそ2週間、村に滞在して描きました。


(県内から訪れた人)
「(鶴富姫は)すごい美しいなと思ってびっくりした。(イベントは)すごく新鮮でうれしい」

一方、小崎地区の交流拠点施設に登場したのは、およそ7メートルの栗の木やスギを使った作品。

ダムや川辺に溜まった流木を有効活用し、地域住民も制作に協力しました。夜には、作品をバックに地区に伝わる「山法師踊り」や神楽の奉納もありました。










