宮崎市の動物園では、フラミンゴの一種「コフラミンゴ」の赤ちゃんが、先月、11年ぶりに誕生しました。
小さな体に、ふわふわの灰色の毛。
こちらは、先月12日、宮崎市フェニックス自然動物園で誕生した「コフラミンゴ」の赤ちゃんです。
親鳥のあとをついて回ったり、片足で立つ練習をしたりしています。
(訪れた人)「かわいい。小さいところが」
園では、今年6月、京都市動物園から4羽のオスのコフラミンゴを迎え入れたところ、それが刺激となったのか、もともといたメスが7月に産卵。
先月、園として11年ぶりとなる赤ちゃんが誕生しました。
(宮崎市フェニックス自然動物園 竹田正人園長)
「非常にうれしいと思っている。うちでは(コフラミンゴが生まれるのが)4例目。国内でも13例しかなくて、コフラミンゴは繁殖が難しいので、久しぶりの繁殖」
ここで、フラミンゴの子育てに関する豆知識をひとつ。
オスもメスも、のどのあたりにある「そのう」という器官から分泌される真っ赤な「フラミンゴミルク」をひなに口移しで与えます。
このミルクやエサに含まれる赤い色素を摂取することで、フラミンゴは徐々に羽が赤く染まっていくということです。
(宮崎市フェニックス自然動物園 竹田正人園長)
「お父さん・お母さんと同じ羽の色になるまでに4~5年かかるので、その変化も見に来ていただけるとうれしいなと思う」
園では、ひなの誕生をきっかけに繁殖行動が活発になっているということです。
【参考】
色は大人と同じになるには4~5年かかるが、大きさは、順調に育てば、3か月ほどで大人と同じくらいになる。







