戦時中のアメリカ軍の貴重な資料です。
宮崎市では太平洋戦争末期にアメリカ軍が宮崎や鹿児島への上陸を計画した「オリンピック作戦」に関する資料が展示されています。
オリンピック作戦の資料は、宮崎市のみやざきアートセンターで開催中の特別企画展「マッカーサーと現代日本の夜明け」で今月20日から追加展示されているものです。
「オリンピック作戦は、太平洋戦争末期にアメリカ軍が予定していた日本本土侵攻作戦で、1945年11月1日に宮崎や鹿児島が上陸地点として想定されていた極秘計画。
実行されていれば、史上最大規模の上陸作戦となり、宮崎も沖縄を上回る甚大な被害を受けていた可能性が指摘されています。
会場には英語で書かれた上陸作戦のコピーのほか、地形分析図などがパネルで展示され、対空防衛などの設備をよけるように、上陸予定地が示されていることなどが分かります。
(みやざきアートセンター 石田達也さん)
「今でもウクライナとかガザで繰り返されている戦闘を本当に必要なのかどうか。こういうことがあったと、あったかもしれないということを実際に感じていただいて、今からのこと、未来のことも含めて考えるきっかけになっていただければ」
この特別企画展は、宮崎市の宮崎アートセンターで来月17日まで開かれています。