宮崎市の子どもの医療費を助成する制度の見直しについて、有識者などでつくる検討会が報告書をとりまとめました。

持続可能な制度にしようと、通院や調剤を少額の日額制とすることなどが盛り込まれています。

宮崎市の「子ども医療費助成制度」では、中学生までの入院費と調剤費が無料で、未就学児については通院も無料となっています。

18日はこの制度の見直しについて議論してきた検討会が、清山市長に報告書を提出しました。

報告書では、医療費を助成する対象年齢を拡大するほか、不要な受診が増えていることを受け、通院や調剤を少額の日額制とすることなどが盛り込まれています。

(宮崎市 清山知憲市長)
「この報告書の内容を尊重させていただきながら、市民の皆様には丁寧な説明をさせていただき、今後、進めていきたいと思っております」

(宮崎市子ども医療費助成制度あり方検討会 桑野斉座長)
「(制度の)持続可能性というのが、しっかり我々が提言する内容で担保できているのかを注意してまとめた」

宮崎市は、報告書をもとに今年度中に条例改正案をとりまとめる方針です。