宮崎県宮崎市の「こどものくに」のバラ園、秋に咲く品種のバラが、今、見ごろを迎えています。
今回は、このバラ園を管理している女性に注目します。
観光宮崎の父、岩切章太郎の言葉、「ゆめとおとぎの花のくに」を目指し、バラ園の再生に情熱を注いでいます。
220種1800本のバラ「こどものくに」
色鮮やかに咲き誇るバラの花。
宮崎市青島の「こどものくに」では、220種、1800本のバラが来場者を魅了しています。
(来場者)
「そろそろ咲いているころかなと思っていまして、もうきれいですね」
「何回来てね飽きません、ここは」


バラ園の管理しているのは源 香さん。
5年前から、バラ園の管理を任されています。
(こどものくに・ヘッドガーデナー 源 香さん)
「パパメイアンというっていって結構古くから植えてあるバラですけど結構香がいいバラです」
(下川祥子記者)
「香ってみてもいいですか?バラらしい香りがふわっと来ますね」


試行錯誤の中で出会ったひとつの言葉
前任者が引退するという話を聞き、自らバラ園の管理を名乗りでた源さん。
過去に花屋を営んでいたものの、バラを育てるという経験はほとんどなく、手探りの状態でのスタートでした。
(こどものくに・ヘッドガーデナー 源 香さん)
「『これ育つかな?』、『これがあるといいな』というのをちょっとずつ試しで植えながら、『やっぱり、こうだったな』、『もっとこうしたほうがいいな』という、その連続、繰り返しで」

試行錯誤を繰り返す中で、ひとつの言葉に出会いました。
「こどものくには こどもたちにささげた ゆめとおとぎの花のくに」
観光宮崎の父、岩切章太郎が残した言葉です。

(こどものくに・ヘッドガーデナー 源 香さん)
「『おとぎのゆめのくに』にしたかったという思いでされていたっていうことを知ったときに、いつでも感動したり、ときめいたり、こう異空間の場所にずっと続いていけたらいいなというふうな思いでやってます」

この言葉を胸にバラ園再生へ向けた奮闘の日々が続きます。