共働き世帯の子育てをサポートします。病気が治りかけの子どもを一時的に預かる宮崎市の「病後児保育施設」がリニューアルし、28日、落成式が行われました。
リニューアルしたのは、宮崎市本郷南方の認定こども園、くどみ児友園に併設する病後児保育施設「ゆり」です。
「ゆり」は、くどみ児友園を運営する社会福祉法人が宮崎市からの委託を受けて事業を行っているもので、28日は、宮崎市の清山市長や施設の関係者らが出席して落成式が行われました。
リニューアルした施設は、感染症対策として部屋ごとに空気を入れ替える換気システムが設置されているほか、子どもを隔離できる部屋が3つ用意されています。
また、こちらの施設には、保育士や看護師が配置されていて、くどみ児友園に通っていなくても、生後2か月の乳児から小学6年生の児童まで無料で預けることができます。
通常の定員は6人で、利用するには子どものかかりつけ医から専用の連絡票に症状などを記入してもらうほか、事前に利用登録をした上で電話やインターネットで予約をする必要があります。
(「ゆり」を運営する社会福祉法人・春生会 兒玉邦彦理事長)
「病気の子どもを抱えたお父さんお母さんたちが就労することが困難になるが、その就労支援ということでしっかりやっていきたい。地域の(施設)ということで開かれているので地域の方にいっぱい来てもらうといいと思う」
事業を委託する宮崎市は、今後も子育て環境の充実を目指していきたいとしています。