宮崎県内では、1日からプロ野球の春季キャンプが始まりました。
宮崎市内では、観光地の人出やホテルの予約などが好調で、関係者も盛り上がりに期待を寄せています。
(三浦功将記者)
「先月の地震の影響で、一部の土産物店では大きな影響が出ているということですが、今月に入って明るい兆しも見え始めています」
こちらは3日の宮崎市青島の様子。平日にもかかわらず、多くの観光客でにぎわいを見せていました。
(青島神社 長友安隆宮司)
「今年は花道みたいなのが、(参道の)両脇に人がずらりといて、久しぶりの感じがしました」
キャンプ初日の青島神社の参拝客数は、去年は1038人でしたが、今年は1380人と大きく上回りました。
(愛知県から訪れた高校球児)
「巨人ファンなので、巨人の選手とツーショット撮りたい」
(青島神社 長友安隆宮司)
「昨年が地震があったり、水害があったりということで、大変、宮崎市としても痛手を負った年だったので、春のキャンプに観光客に大いに期待しているところ」
また、宮崎市の繁華街にあるこちらのホテルでは…
(宮崎県ホテル旅館生活衛生同業組合 新福竜太常務理事)
「これは今週金曜日、週末2月7日の(予約)埋まり状況になっていて、緑のところと赤のところはもう部屋が入っていて、ほぼほぼ満室の状態となっている」
県ホテル旅館生活衛生同業組合の常務理事を務める新福さんによりますと、宮崎市もここ1~2年ホテル価格が値上げ傾向にあり、このホテルでもシングルの部屋の価格がコロナ禍前の1.5倍ほどに上がっています。
それでも、ホテルでは、今月前半、およそ100部屋あるうちの8割から9割が予約で埋まっているということです。
(宮崎県ホテル旅館生活衛生同業組合 新福竜太常務理事)
「ホテル業界の潤いもあるが、街全体が県全体が潤う大切な時期だと思う。県民の皆さまも、市内の方に遊びに来てもらって、キャンプを見てもらいたいと思う」
去年に続き雨の中のキャンプインとなりましたが、県内の観光業には明るい日差しが降り注ぎ始めているようです。