球春到来です。
宮崎県内では、今月、プロ野球8球団が春季キャンプを行います。
1日にキャンプインした1軍の5球団の様子と各球団の監督のキャンプへの意気込みをまとめました。

読売ジャイアンツ

(廣末圭治記者)
「今シーズンの開幕に向けて!今年のプロ野球宮崎キャンプがいよいよ始まりました」

宮崎市の県総合運動公園でキャンプインした読売ジャイアンツ。

昨シーズンは、4年ぶりのリーグ優勝を果たすも、クライマックスシリーズで敗退し、日本シリーズ進出を逃しました。

「新風 ~2ND CHALLENGE~」をスローガンに掲げるチームには、田中将大投手や甲斐拓也選手が新たに加わり、13年ぶりの日本一奪還を目指します。

(愛知県から来たファン)
「田中将大投手を見たいと思って。どんどん活躍してもらって巨人を盛り上げていってほしいと思う」
(佐賀から来たファン)
「今年も(リーグ)優勝して日本一になってほしい」

また、都城市出身の戸郷翔征投手は、初日からブルペン入りしました。

(読売ジャイアンツ 阿部慎之助監督)
「今年は日本一になってもっと大喜びしようというのは(選手に)言った。プロでもこれだけやるんだというのを見せつけてやろうと話したので、そういうのも意識してハッスルしてやってもらいたいと思う」

福岡ソフトバンクホークス

同じく宮崎市、生目の杜運動公園でキャンプインしたのは、福岡ソフトバンクホークス。

昨シーズン、就任1年目の小久保裕紀監督の指揮のもと4年ぶりのリーグ優勝を果たしましたが、日本一にはあと一歩及びませんでした。

ベテランを中心とした「S組」の選手たちはキャンプ中盤まで自己調整となっていて、柳田悠岐選手や山川穂高選手らが守備練習やバッティングに汗を流していました。

(福岡ソフトバンクホークス 小久保裕紀監督)
「パ・リーグ連覇がひとつの大きな目標で、昨年達成できなかった日本一、当然そのためにきょうスタートしている訳だから、最後まで全力で駆け抜けたい」

オリックス・バファローズ

宮崎市清武総合運動公園では、オリックス・バファローズがキャンプイン。

さっそく、山下舜平大投手や吉田輝星投手らがブルペンに入りました。

リーグ3連覇から一転、昨シーズン5位に沈んだチームは岸田 護 新監督のもと巻き返しを狙います。

(オリックス・バファローズ 岸田 護 監督)
「みんな熱い気持ちでやってくれているので、そこを一番大事にして皆取り組んでくれると思うので、引き続き、継続できるようにやっていってもらいたい。みんなで一致団結して戦っていく準備をしっかり整えていきたい」

広島東洋カープ

また、日南市では2球団がキャンプイン。

このうち、天福球場でキャンプを行う広島東洋カープには、地元の園児たちから熱いエールが送られました。

(園児)
「滝をのぼるコイのように、遮二無二、優勝目指して頑張ってください」

昨シーズンは4位に終わった広島。
今年は「遮二無二」をキャッチフレーズに掲げ、1位に向かって突き進みます。

(広島東洋カープ 新井貴浩監督)
「いよいよきょうから長いシーズンが始まりますので、ここ日南からしっかり準備していきたい。切り替えるのではなく、去年の悔しさを持ち続けて、燃やし続けて、今年1年戦っていきたい」

埼玉西武ライオンズ

一方、南郷(なんごう)スタジアムでは、埼玉西武ライオンズがキャンプイン。

初日は、選手たちを歓迎しようと、地元の園児たちによるマーチングが披露されました。

昨シーズン、リーグ最下位に沈んだチームの再建に向け、新たに指揮を執る西口文也監督の手腕が注目されます。

(西武ライオンズ 西口文也監督)
「この約1か月、宮崎の地でしっかり練習して、シーズンにいい結果が残せるように頑張ってもらいたいと思う」

(西武ライオンズ 外崎修汰選手会長)
「2025年この春季キャンプでは、レベルアップした個々の力をしっかりとチーム力に変えて戦ってまいります」

県内では、このほか、ロッテ2軍が都城市、ヤクルトの2軍が西都市でキャンプを行っているほか、楽天の2軍が15日から日向市でキャンプインします。

※MRTテレビ「Check!」2月3日(月)放送分から