繁華街では、お酒を飲みすぎて路上で寝込んでしまっている人を見かけることがありますが、その「路上寝(ろじょうね)」の危険性に注目します。

路上で寝ている人はまさに無防備な状態で、宮崎県内では犯罪の被害のほか、死亡事故も発生しています。路上寝のリスクを探りました。

さまざまな危険をはらむ「路上寝」

未明の宮崎市の繁華街。


屋外で男性がスヤスヤと眠っている。
どんな夢を見ているのだろうか・・。

こうした路上などで寝込んでしまう人たちは後を絶たず、宮崎北警察署管内では、先月、警察官が路上などで寝込む人に対応したケースが128件あった。
街の人に話を聞いてみると・・。


(20代男性)「僕はお店を出てそのままでした。そこで潰れてました。シンプルな飲みすぎ。友達がたまたまいてそいつがめちゃくちゃ守ってくれて、本当に良かったです。友達がいてくれて」

さまざまな危険をはらむ「路上寝」。
そのひとつが、寝ている人の財布やカバンを狙った窃盗だ。

宮崎北警察署管内では、今年、路上寝した人がポケットやバッグから財布を抜き取られるなどの被害が4件発生している。


(20代男性)「気づいたら道端で倒れて、泡吹いてました。財布はなかったっす。とりあえず。」