去年4月から努力義務化された自転車のヘルメット着用ですが、宮崎県内の着用率は九州で最下位という現状です。
宮崎市では自転車のヘルメット着用を呼びかけるキャンペーンがありました。
このキャンペーンは、県が「秋の全国交通安全運動」に合わせて実施したものです。
自転車の交通量が多い宮崎駅の駐輪場の周辺で行われたキャンペーンには、警察や県の職員など15人が参加し、自転車で通勤や通学をする人にチラシなどを配りながらヘルメットの着用を呼びかけました。
「ヘルメットを被ってください。よろしくお願いします」
県警察本部によりますと、県内のヘルメット着用率は8.1%で、全国平均の17.0%を下回り、九州では最下位となっています。
(宮崎県警察本部交通企画課 小森 誠 課長補佐)
「まだ、ヘルメットを被っている方が少ないと感じているところ。自転車に乗ったら、まずヘルメットを着用するということを心がけていただきまして、交通ルールを守って、安全に自転車を利用していただければと思う」
今年、県内では先月末までに自転車が絡む事故が169件発生し、およそ8割がヘルメットを着用していなかったということです。