宮崎県日南市の福祉科の高校生が、中学生に介護の仕事の魅力を伝えました。
これは、進路や就職を考える中学生に福祉系高校や介護の魅力を知ってもらおうと、県などが企画したものです。
4日は、日南振徳高校福祉科の2年生が、油津中学校の1年生およそ40人を対象に介護の体験学習を行いました。
このうち、介護ロボットの紹介では、生徒たちがベッドからの起き上がりを介助する福祉用具を使って、実際に車いすに乗り移る体験をしました。
(油津中学校の生徒)
「高齢者のためにいろんな機械があることを知った。将来、身近に介護が必要な人がいたら、お手伝いをしたいと思った」
(日南振徳高校福祉科の生徒)
「福祉の仕事に就く人が今少なくなってきていて、自分たちが大人になったときに困らないように、今の人たちが少しでも支えてくれるような人たちが増えてほしいと思う」
県の長寿介護課では、こうした取り組みを通して、介護職を目指す人を増やしたいとしています。