日常的に医療的なケアが必要な子どもたち、「医療的ケア児」の防災について考えます。
今週、宮崎県延岡市で医療的ケア児の避難訓練が行われたのですが、そこからさまざまな課題が見えてきました。

子はお母さんが抱っこ 薬などのバッグや吸入器などは2人の看護師が

松下凛夢(りむ)ちゃん(4歳)。
生まれつき脳性まひやてんかんがあり、水分や栄養はお腹に通したチューブで摂取するほか、定期的な痰の吸引が欠かせません。

母親の松下香代さんは訪問看護を利用しながら、日々、凛夢ちゃんのケアを行っています。


今月11日、凛夢ちゃんの住む延岡市で、南海トラフ巨大地震を想定した初めての避難訓練が行われました。

看護師が家にいる時に震度6強の地震があり、大津波警報が発表されたとの想定です。


(看護師)「安全を確認してください」

凛夢ちゃんはお母さんが抱っこ。
薬や栄養剤などを詰めたキャリーバッグや吸引機・吸入器などは、2人の看護師が手分けして運びます。