7日未明、宮崎市で交通違反の取締りのため、パトカーが追跡していたバイクが普通乗用車と衝突し、男性2人がけがをしました。
深夜に発生した暴走バイクによる事故、現場近くの店の防犯カメラにはその様子が映っていました。
深夜、パトカーに追われるバイク。そしてスピードを出しながら大きくUターンしました。
(パトカー)「バイク止まれ!!」
警察によりますと、7日午前0時50分ごろ、宮崎市の県庁前交差点近くの国道220号で、宮崎北警察署の警察官がナンバープレートを折り曲げて空ぶかしをしながら走行するバイクを発見しました。

警察官は職務質問のため停止を求めましたが、バイクはそのまま逃走。
北進していたところをUターンし、警察の追跡を逃れるため、東へ走っていきました。



(田尻玲也記者)
「こちらに一方通行の標識がありますが、バイクは、標識とは反対側の若草通りの方向に向かって逆走したということです」
バイクは赤信号や一方通行の無視など違反を繰り返し、橘通東の信号機がある市道交差点に進入。
そして、走ってきた普通乗用車と衝突しました。


(現場近くに住む人)
「もう目の前でドンという音がしたので、1時間くらい寝れませんでした。すごい音でした」

この事故で、バイクに乗っていた、いずれも都城市の10代の男性2人が顔などにけがをしましたが、命に別状はないということです。

普通乗用車に乗っていた男女2人にけがはありませんでした。
警察は、パトカーは赤色灯を点灯しサイレンを鳴らして追跡していたということで、「現時点で追跡に問題はなかったと考えている」としています。