四国インターハイ、男子ハンドボール。
宮崎県代表、小林秀峰のベスト8進出をかけた戦いは、1点を争う手に汗握る展開となりました。

(長瀬真希スポーツキャスター)
「日本に現存する12の天守のうちの1つを有する松山城。きょうはこの松山城がある愛媛県松山市から男子ハンドボールの熱戦をお伝えします」

男子ハンドボール、県代表の小林秀峰は、1日の3回戦で宮城代表の利府と対戦しました。

小林秀峰は、序盤から中野やキャプテンの北ノを中心に得点を重ねてリードし、試合を優位に進めます。

しかし、前半終了間際、相手に4連続で得点を決められ逆転を許すと、15対17の2点ビハインドで折り返します。

後半は、1点を争う攻防になり、小林秀峰はなかなか逆転できないまま、苦しい展開が続きます。

迎えた後半26分、空気を変えたのはキャプテン北ノ薗のゴール。


再び同点に追いつくと、さらに、残り時間1分20秒、相手のスキを見逃しませんでした。

齊藤の20メートル以上のロングシュートで逆転!

そして、このリードを守ろうと、キーパーの大神もみせます。


(小林秀峰・キーパー 大神淳也選手・2年)
「絶対に次のシュートを止めようと思って、最後のシュートも止めることができた。うれしかった」

接戦を制したのは小林秀峰。31対30で利府を下し、ベスト8進出を決めました。

(決勝点を決めた 小林秀峰 齊藤心羽選手・3年)
「相手のキーパーがいなかったので、打つしかないと思って、打った。自分のなかでは入れ!と念を押した。(入った瞬間)鳥肌がぐわっときて、本当によかった」

(小林秀峰 北ノ薗亮魁主将・3年)
「(勝てて)うれしい。自分たちの流れに出来なかったのでその分耐えて、自分たちの流れが来るのを待とうと思って頑張っていた。明日は優勝候補の香川中央なので自分たちのプレーをして、ベスト4入りを目指していきたい」

小林秀峰は、2日、選抜大会優勝の香川中央と対戦します。