Jリーグ選手OB会の会長として、4月に金沢ゴーゴーカレースタジアムで開かれる復興応援チャリティーマッチへの決意を語った、元日本代表の佐藤寿人さん。去年、七尾市の和倉温泉でサッカーの指導者になるために必要なA級ライセンスの講習会を受けていただけに、今回の能登半島地震に対しては特別な思い入れがあるようです。

佐藤寿人さん
「6月、9月、11月と3期ライセンス講習を受けた。一緒に受講した指導者仲間たちは、この近隣で活動している指導者もいるし、地震で被災した仲間もいた。今、どういう状況なのかっていうことを共有している中で、講習を受けた和倉温泉のピッチが、かなりダメージを受けていたので、やはりその場を一緒に共有した仲間としても非常に心が苦しくなったし、多くの未来あるサッカーを愛する選手たちのトレーニングや試合が行われている場所が被害を受けた。今すぐにまた、サッカーが楽しめる、スポーツが楽しめるっていう状態ではないが、どういった形で1日も早く、またそういう日常を取り戻してるのかっていうところも、OBとして関わっていかなければいけないし、自分たちが講習を受けた思い入れもある場所なので、特に強くそう感じた」