能登半島地震で被害の大きかった輪島市河井町で取材している、MRO北陸放送の谷川恵一アナウンサーに、発災から2週間がたった状況を伝えてもらいます。

MRO北陸放送・谷川恵一アナウンサー

こちらは輪島市のまちなかにある「道の駅輪島」です。この先を行くと朝市通りがあり、輪島観光の玄関口といえる場所ですが、整然と敷かれていたはずの石畳みは隆起していて、また、あちらに見える信号機は大きく傾いたままです。ただ、このエリアは電気が通り、信号機は点灯しています。

そんな中、ようやくですが生活再建の動きも出始めています。こちらからほど近い鳳至地区など輪島市の一部ではけさから、燃えるごみや生ごみなど生活ごみの回収が再開されました。

石川県輪島市(15日)

「腐敗が進んでいて匂いも困っていた」と安どの声も聞かれる一方、避難所にずっといる人も多く、「そもそも食料は少なく、生ごみはそれほどない」あるいは「それより水と道路の復旧が必要。2週間、風呂に入れていない」とため息交じりに話す人もいました。