石川県志賀町が発注した公共工事の入札をめぐる贈収賄事件で、贈賄などの疑いで逮捕・送検された業者の社長が今月7日、釈放されたことがわかりました。
この事件は志賀町が発注した水道工事で最低制限価格を業者に漏らした見返りに現金50万円を受け取ったとして、町長の小泉勝容疑者(57)と妻の美穂容疑者(56)が収賄の疑いなどで、また、便宜を受けた青谷工業の青谷武容疑者(83)と勝美容疑者(76)が贈賄などの疑いで逮捕・送検されたものです。
金沢地検によりますと、このうち武容疑者は弁護士からの不服申立てを受け、今月7日に勾留が取り消され、釈放されたということです。金沢地検は在宅で捜査を継続しています。
このほか、小泉容疑者と美穂容疑者は勾留延長となり、勝美容疑者は延長の手続き中となっています。