プロ野球は5日、阪神が38年ぶり2度目の日本一に輝きましたが、盛り上がっているのは関西だけではありません。快挙の瞬間を特別な思いで見守った酒造メーカーが石川県珠洲市にありました。
38年ぶりの日本一に輝いた阪神タイガース。会場の京セラドームから約400キロ、歓喜の瞬間を分かち合う家族が石川県珠洲市にいました。
珠洲市野々江町にある北陸唯一の焼酎メーカー、日本発酵化成の社長を務める藤野浩史さんのご家族。もちろん全員タイガースファンです。
阪神の快進撃にあやかり、日本発酵化成が期間限定で販売しているのが…
その名も「虎の涙」
18年熟成させた3000本限定の麦焼酎です。
「琥珀色」をしている見た目からその名をつけたという藤野社長は「虎が涙を流したらこういった色かなっていうので」と話しました。
「タイガースのおかげで売れた」阪神の優勝をきっかけに業績が上昇
2000年から販売した商品でしたが、2003年、阪神のリーグ優勝をきっかけにクチコミで注文が殺到。タイガース効果で業績も伸びていったといいます。
藤野浩史社長「石川は日本酒の県なので焼酎ってあまり人気もなかったが、阪神タイガースのおかげで、阪神とともに一緒に売れて飲んでもらえる焼酎になった」