47校で学年閉鎖や学級閉鎖…目立つ“学校内での感染”
今シーズン、特に目立っているのは学校内での集団感染です。県内の小中学校と高校では、今年9月に流行入りしてから、この2か月の間に1校で休校、47校で学年閉鎖や学級閉鎖の措置がとられています。
38度以上の発熱や鼻水、せきなどインフルエンザを疑う症状を訴えた、あるいはインフルエンザと診断された児童、生徒はすでに1000人を超えています。

藤澤裕子 医師:「お子さんが感染するとそのクラスが学級閉鎖になるくらい感染が拡大する傾向がある。休みの後に流行が始まってくることが多いので、人がたくさん移動する時期に備えて早めのワクチン接種をしてもらうのがいい」
こうした中、県は8日にインフルエンザ注意報を出しました。これは新型インフルエンザが流行した2009年10月下旬に次ぐ過去2番目の早さです。今回の流行も、当時と同じ型のウイルスだと藤澤医師は指摘します。
藤澤裕子 医師:「9月に入ってから流行が拡大しているのは、同じA型でもH1N1という以前2009年に新型とし流行したタイプ。この秋から流行が始まっていて、拡大が進んでいる要因」
秋晴れの暖かさが残るこの時期に猛威を振るうインフルエンザウイルス、今年は特に早めの備えが必要です。











