全国的に感染が流行しているインフルエンザについて、石川県は8日、今後大きな流行が発生する可能性があるとしてインフルエンザ注意報を出しました。11月上旬の注意報発令は過去2番目の早さです。
例年より早い流行シーズンの到来に、医療現場も対応に追われています。
医師:「お風邪治るからね。(背中に聴診器を当てながら)ちょっとお背中、もしもしだよ」
金沢市泉野出町のふじさわ眼科小児科クリニック。午前中、保育園や学校を休んで診察に訪れた子どもの姿が目立ちます。なかには今年9月に家族3人全員がインフルエンザに感染したという親子も…。

診察に訪れた親子:「この子の保育園はすでに何人も感染者が出ていたので…そのあとは家族全員どんどん体調が悪くなって1週間くらい休んだ」
藤澤裕子 医師:「(インフルエンザ患者は)前の週は週に数人だったけど、1日5~6人と人数が急に増えてきている」

取材したクリニックでは、今週に入ってからインフルエンザと診断される患者が急増。予防接種を受ける人も診察全体の3分の2を占めているといいます。
例年であれば予防接種を受け始めるこの時期に、すでに広まりつつある感染の波。
受診した小学生:「(クラスで)最初は1人だったのが、2人とかになってちょっと増えてきている」
母親:「周りもインフルかなという子がいるので、インフルでなかったら良いなと願いつつ…」











