鈴木憲和農林水産大臣が1日、輪島市を訪れ、輪島港や白米千枚田の復旧状況を視察しました。
高市内閣で大臣就任後、初の被災地入りとなる鈴木大臣。地震で海底が隆起した輪島港を訪れ、漁業関係者から漁の現状を聞き取りました。
海女「砂だと思ったら砂の下も全部泥で…」
素潜り漁を行う海女たちが手渡したのは、地震で崩れた山から流れ込み、海底に堆積した泥。サザエやアワビの漁に支障をきたしていると訴えました。

鈴木憲和農林水産大臣
「(泥の堆積は)海と山、つながっているということで農林水産省として対応したい。様々な工事、そして新たな場所での共同施設の移転もやってもらっていますから、さらに現場の皆さんの感覚に合うように取り組んでいきたい」
海女
「熱心に話も聞いてくれたので伝えることは伝えたので、ちょっと安心しました」
鈴木大臣はこのあと白米千枚田を訪れ、細い畔を関係者と歩きながら、いまだ耕作ができない田んぼや壊れたままの用水などを視察しました。
鈴木憲和農林水産大臣
「想像もつかないような思いで、震災と豪雨で被災した後も努力をされている。国としてというよりは、農林水産省の職員の一人として、何らかの形で応援していけたら。先ほどいちばん大変な作業は真夏の草刈りだと聞いたので、その時期にみんなで手伝いに来たい」












