冬ダイヤ期間中に小松~ソウル便の運航再開を目指す石川県は、韓国の旅行会社を招き県内各地の観光地などを紹介しながら、新しい旅行商品の開発を働きかける視察ツアーを行っています。2日目となる17日は、珠洲市の塩田村で旅行会社の社員が揚げ浜式の塩づくりを見学しました。

韓国の旅行会社の社員が3泊4日の日程で石川県内の観光地を巡るこのツアーは、小松~ソウル便の運航再開へ、小松空港を利用した旅行商品を提案してもらおうと県が企画しました。
17日は珠洲市にある道の駅「すず塩田村」を訪れ、奥能登に400年以上前から伝わる「揚げ浜式」の塩づくりを学んだり、実際に塩田に海水を撒く「潮撒き」を体験しました。
韓国の旅行会社社員
「韓国にも塩田があるが、こんな形の塩田はあまりなくて、最初びっくりした。皆さん喜ぶかなと思う」

石川県国際観光課 鈴ケ嶺萌香専門員
「台湾、上海、3つ目がソウルになるが、それぞれの路線がまた戻ることによって、金沢だけでなく、加賀・能登のほうにも皆さんに足を運んでもらえると思い私たちもPRを頑張っていきたい」
ツアーに参加した韓国の旅行会社では、今年の年末ごろの小松~ソウル便の運航再開を見据え旅行商品の開発を進めているということです。
県内の観光地を紹介する視察ツアーは、19日まで行われ、金沢市の兼六園や小松市の那谷寺などを巡る予定です。