来年3月の北陸新幹線金沢~敦賀間の開業まで16日でちょうど5か月です。そこで改めて運転本数や停車駅、運賃についておさらいします。

今回延伸されるのは、金沢駅から敦賀駅までのおよそ125キロで、県内には小松と加賀温泉に停車駅が設けられます。速達型の「かがやき」は1日9往復で、このうち1日2往復ずつが小松駅と加賀温泉駅に停車します。金沢~敦賀間の各駅に停車する「はくたか」は5往復を運転。また、これまで金沢~富山間を往復していた「つるぎ」は大阪・名古屋方面との接続列車として、敦賀まで合わせて25往復が運転されます。
一方、現在、金沢まで運行している特急「サンダーバード」と「しらさぎ」は、いずれも敦賀駅止まりとなり、乗り換えが必要になります。所要時間は金沢~大阪間が現在より22分短縮、金沢~名古屋間は16分短縮され、いずれも2時間9分で結ばれます。
新幹線の料金は運賃を含め、小松~東京間の自由席が1万4070円、指定席は通常期で1万4600円、加賀温泉~東京間は自由席が1万4400円、指定席は1万4930円となります。一方、指定席の利用で金沢~大阪間は9410円、金沢~名古屋間は9080円となり、現在よりそれぞれ1620円高くなります。

利便性の維持も課題となっています。七尾市の和倉温泉駅は、1日1往復の特急「サンダーバード」の直通列車がなくなることで、大阪方面からの利用者は乗り換えが2回に増えます。JR西日本では早期購入割引キップの導入など、対策を検討していくとしています。