今年、クマに襲われけがをした人が、全国16の道府県で129人に上ることがJNNのまとめで分かりました。クマの生態に詳しい専門家は、ドングリ類が全国的に不作で、クマが冬眠を前に餌を求めて市街地に出没しているとして、注意を呼びかけています。

9日、高齢男性がクマに襲われた現場からおよそ600メートル離れた金沢市の長坂台小学校では10日朝、市や警察がパトロールする中、子どもたちが学校から配られたクマよけの鈴を身につけて登校しました。

子どもの登校に付き添った保護者は「クマが怖いので一緒についてきた。しばらく下校も登校も送り迎えしようと思う」と話していました。山田宏人校長は「以前からクマ鈴をつけているので、子どもたちにはできるだけかたまって登校するように呼びかけている」と述べました。