5月19日、石川県加賀市大聖寺に約30年ぶりとなるビアガーデンがオープンしました。

大聖寺ビアガーデン・増子嗣晃さん「ここのオーナーの“大聖寺をもう一回盛り上げたい”という一言で、ビアガーデンやってみようかなと」

石川の麹文化に魅了され北海道から移住を決めた増子さん。今後はビアガーデンの隣にある築140年以上の町家の一室で大豆ミートの餃子や甘酒を使った商品を提供予定です。
大聖寺のにぎわい創出を目的に取り組む横丁づくりの一環として、この町家をプロデュースしたのは大聖寺で不動産業を営む辻裕行さん。

小野坂不動産・辻裕行さん「お金持ちのすごく立派な家は残されていくけど、庶民のごく普通の住宅というのは壊されてしまうことが多くて、残っているのは少ない」
およそ40年間空き家となっていたのを加賀市の“大聖寺町屋再生事業”の補助金を活用して復活させました。

MRO兵藤遥陽アナウンサー「この赤提灯の雰囲気いいですね」
大聖寺の旧北國街道のわきにある“ちょうちん横丁”
2017年に、辻さんが初めてプロデュースした飲食店で、もとはスナック街だったところを改装し現在、3店が営業しています。

辻さん「大聖寺に生まれて大聖寺に育って、小さい頃はものすごくにぎやかで、特にこの通りは飲食街でずらっと飲食店が並んでいたけど、20年くらい前から空きスナックになってしまった」
兵藤アナ「一軒お店を出すんじゃなくて、横丁として3つお店を出すのはなぜ?」》辻さん「はしごをしてもらいたかった。すごい繁盛店を一軒作るよりも数軒、少しつまんでまた隣へ行って、そういう人の流れを作りたい」

焼鳥には、やっぱりビールが…最高です!
常連客は…「Q.大聖寺がにぎわうのはどう?」「いまどんどん若者が離れていってるのもあると思うので、こういうお店が少しでも増えて、お客さんに加賀市いいなと思ってもらえたら、僕としてもめちゃめちゃうれしい」
続いては、夫婦人三脚でお店を切り盛りする“しま”30年鮮魚店を営んでいたご主人自慢の一品が…

肴蕎麦呑しま・嶋昭浩さん「香箱ガニの醤油漬け」
香箱ガニを生のまま秘伝の出汁につけ込んだ、しまのオリジナルメニュー。加賀の地酒とも相性ピッタリの一品です。
兵藤アナ「Q.にぎわいを取り戻そうと奮闘する姿を見てどう?」
嶋さん「昔のにぎわいは僕らも小さい頃覚えてる。だんだん寂しくなってきたのは確かだし。人が動くところができれば、みんな動いてくれるので、だんだん良くなってきてると思う」
