前線や低気圧の影響で、九州北部では4日にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る所がある見込みで、気象庁は、長崎県では4日朝にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる恐れがあるとしています。

九州北部地方では土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫に警戒するよう呼び掛けています。また、西日本では4日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

気象庁によりますと、低気圧が黄海にあって東へ進んでいて、前線が九州付近に伸びているということです。

また、4日は別の低気圧が前線上に発生し、対馬近海から日本海に進むとしていて、線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本では4日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みだとしています。

黄海の低気圧からのびる前線付近では活発な積乱雲が次々に発生していて、九州北部地方では4日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降って大雨となる所があるということです。

雨の予想

▼4日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
 九州北部地方 180ミリ

▼線状降水帯が発生する恐れ
 長崎県…3日夜のはじめ頃から4日朝にかけて

気象庁は、九州北部地方では土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けています。また、西日本では、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

今後の雨のシミュレーションを見ると、4日は西日本を中心に、東海や北陸などでも雨となり降り方が強まる所もありそうです。5日も西日本から北日本の広い範囲で雨となる見込みです。また、6日から7日にかけては関東甲信などでも雨となりそうです。

また8日は北日本を中心に北陸や近畿、山陰など日本海側で雨となり、気象庁は北日本で荒れた天気となり、低気圧の発達の程度などによっては大荒れとなる恐れがあるとしています。

今後の気象情報に注意してお過ごしください。