利用者の減少から地方では公共交通の維持が課題となっています。

こうした中、金沢市は、電車とバスの乗り継ぎを促進させる新たな取り組み始めました。

石橋アナリポート
北陸鉄道の石川線とバスを乗り継いで金沢市中心部に向かう際に、最大5割引のお得な乗車券が今発売されています。

それがWebアプリ「のりまっし金沢」で販売している「石川線-金沢まちなかマル得きっぷ」です。


例えば額住宅駅から石川線に乗り、野町でバスに乗り換えて金沢市中心部に向かおうとすると、往復で1、120円かかりますが、それが往復で600円で済む、「鉄道」と「バス」の運賃がセットになったお得な取り組みです。

電車を満喫する石橋アナ

石川線利用者は…
「たまに金沢に行くときに使ってます。(住まいは)白山市鶴来の方です。(鉄道のメリットは)時間が正確なところ。料金が安ければ(石川線-金沢まちなかマル得きっぷ)使ってみたい」

昨年度も実施されていましたが、今回は、割引率が最大3割から最大5割に拡充され、さらに・・・

石橋アナリポート
「これまでのきっぷでは利用できる区間は香林坊まででしたが、今回は、金沢駅まで利用することができます。」

利用時間は8時間以内。時間内であれば区間内は乗り降り自由です。

この割引分の費用は、沿線自治体の金沢市、白山市、野々市市が負担します。

金沢市の担当者は、利用者数が減少傾向にある中、いかに公共交通を存続させるか、その重要性を強調します。


金沢市交通政策課 近藤陽介課長
「高校生であれば親の送迎なしに希望の高校に通えるとか、数十年の間、人口は減るが、高齢者は増えていく。目先の(経営会社の)赤字だけでなく運転免許を持たない方、移動に制約のある方でも暮らしやすい町のために公共交通は重要だと思う」

金沢市交通政策課 近藤陽介課長

石川線利用者は…
「きょう初めて利用しましたが、すごく味のある駅で電車がなくなったら困る人がいるのかなと思う」

あって当たり前と感じる公共交通もいつなくなるかわからない時代です。高齢者などいわゆる交通弱者が不便を感じることなく暮らせる町にするためにも、地域の「公共交通」の存在意義が今、問われています。