「ジャム」と聞いて思い浮かべるのはパンに塗るあれかもしれませんが、春闘で出てくるジャムは「JAM」です。「ものづくり産業労働組合」の英語の頭文字をとったもので、連合の構成組織のひとつです。

石川県での組織は連合石川ですが、このJAMなど33の労働組合が集まった組織や直接加盟する企業などで構成されていて、組合員は6万3000人あまりです。


地元の中小企業を中心に労働組合の春闘を支援するなどしています。

「オフィス」もあります。

連合石川・福田佳央会長
「ここが連合石川の受付。やさしく応対をしてくれます」

金沢市内にある事務所、構成する企業の組合から派遣される形で9人が連合石川に所属しています。

連合石川・福田佳央会長
「(会長自身は)本籍はNTTに会社員としての雇用関係があって、NTT労働組合に籍を置いて、連合に派遣されている」

今回の春闘について、福田会長は前向きな動きを感じているようです。

連合石川・福田佳央会長
「経営者のみなさんも上げにゃいかんなというトレンドになっている。漏れ聞いている状況を聞くと、確かに去年よりは良くなっているよねという話が多い」


24日時点での連合石川のまとめでは、要求をした147の組合のうち31組合が妥結し、平均の妥結金額、賃上げは10430円で3.51%アップです。去年を上回っています。連合は5%の賃金アップを今回の春闘で掲げていて、届いていませんがまずまずとの認識です。