東日本大震災の発生から3月11日で12年が経とうとする中、5日夜、石川県小松市では被災地の復興を祈るチャリティーイベントが開かれました。

JR小松駅前の三日市商店街で開かれたキャンドルナイト&ミュージックは、被災地の復興支援に取り組む市民グループ「チームこのへん」が東日本大震災発生の翌年から始めました。

イベントは近年、新型コロナの影響で中止になったり、規模を縮小したりして開いてきましたが、今年は4年ぶりに商店街で本格開催されました。

チームこのへん 那谷忠之代表「東日本大震災を忘れることなくいつでも自分たちも対処ができる。そういう心構えが必要なんだと思っている」

会場には去年8月に小松市を襲った記録的な大雨の状況を伝えるコーナーも設けられ、老舗旅館「赤穂谷温泉」が再開するまでの半年間を記録した写真を展示し、防災意識の大切さを呼びかけていました。

イベントの売り上げの一部は、東北の被災地の復興支援活動に役立てられます。